【出産時・産後の処置の常識】それ、本当に正しいの?
出産時のケア、出生体重で判断する出生後の保育器での入院、産後の母子別室etc…『なんでそうする必要があるの?』疑問を持ちつつ、スッキリ解決しないまま出産。。。
少なからず、同じような疑問や不安がある妊娠中・妊娠希望の女性、もしくは経験者の方々がいるんじゃないかな?と思います。
世間で当たり前とされてる事って、はたして本当に必要なの?その疑問を、自然派小児科医の高野弘之先生に実際聞いたお話と本を参考に、深掘りしていきます。
母子手帳のワナ 知られざる母子保健の真実 /四海書房/高野弘之
スポンサードサーチ
わたしたちが普段知らされる『非常識な常識』
妊娠中や産後の事…母子手帳にも『これを基準に進めるべき』色んな事が書いてあります。高野先生いわく、母子手帳だけでなく子供に多い病気やケガ(発熱、発疹、風邪の諸症状etc…)についても、いまだに”古い常識”がまかり通っているケースが沢山あるそうです。
そしてこれが絶対真実だ!それはウソだ!と知る前に頑なに決めつけず、自分で情報を集め、真実を教えてくれるお医者さんに直接話を聞き、賢く選択していきたいものです。
妊娠週数と出生体重
妊娠週数と出生体重にも基準があり、それに満たないと産後余儀なく入院となります。
《例外なく入院させられる生後の基準値》
- 体重が2500未満の赤ちゃん
- 妊娠37週以上42週未満の分娩
つまりたった1グラム足りない2499グラムでも保育器に入れて点滴し3日間は入院観察、妊娠週数が37週に1日満たなくても同様に点滴して入院。赤ちゃんがどんなに元気に問題無く生まれても”念のために入院”です。
疑問に思った高野先生が『入院せずに様子を見てみては?』先輩医師に尋ねると『何かあったらどうするの?』と。何かありそうかどうかを”数字以外の部分で判断する”のが医師の仕事、と高野先生。
わたしはそれを聞いて、一般的な常識に基づく先生達は、何を一番大切にしたいんだろう?とても疑問に思いました。赤ちゃんの事?ママの事?それとも…。
わたしも実際、生後すぐの赤ちゃんの検査で黄疸が出てると言われ、我が子が目隠しのテープを貼られ機械の中で光を当てられ、恐くて泣き叫ぶ中、病室に戻らなければなりませんでした。めちゃくちゃ心苦しかったですねあれは。
母に聞くと、昔も言われてたけど自然に治ってたよ、と。あれは本当に必要なのかな。それともまた”念のために”泣き叫ぶ赤ちゃんを目隠しし、ママと離ればなれにするのか。
こちら側は、お医者さんの言う事に従うしかないんです。マニュアルでなく、本当に大切な事を優先してくれるお医者さんは、どこにもいないのかなぁ。。。疑問と不安しかなかったのを今でも覚えています。
早すぎるヘソの緒の切断
出生直後はたとえ短い時間(20-30分)の母子分離でもオキシトシン(愛情ホルモン)と母乳の分泌を阻害してしまうそうです。ですが、常識的な産後のルーティンケアは以下の通り。
- 臍帯結紮(ヘソの緒を縛って血行を止める事)
- 鼻や口の吸引
- 沐浴
- 身体測定
上記の処置は、2時間程度の母子密着(いわゆるカンガルーケア)の後で良く、その間は何もしない事が望ましいと高野先生。2時間くらい経つとヘソの緒の拍動が止まるので、ヘソの緒はその時に家族や兄弟が切れば良いそうです。ちなみにわたしは自分で切りました!
でもこの事は、色んなキーワードでググっても書いてないのです。もっともっと沢山調べ込んだり英語で検索すれば出てくるかもしれませんが。世間一般的には流れていない事実です。
カンガルーケア
先程も話にでたカンガルーケア。赤ちゃんが生まれてきたら、あらゆる事を差し置いてでも、よほどの理由がない限りやるべき母子密着のスキンシップだそうです。カンガルーケアをやるメリットは以下の通り。
- オキシトシンと母乳の分泌を促す
- 無菌状態で生まれてきた赤ちゃんに母の常在菌を定着させる
出来るか出来ないかは産院によります。あらかじめ調べて、カンガルーケアを取り入れている産院を選ぶのも良いと思います。
しかし残念ながら、ヘソの緒を切らず体重測定なども後回しでカンガルーケアが出来る産院や病院は、ほとんど無いそうです。
医師のやり方・注意次第で防げる症状
これも妊婦さんにあらかじめ知らされる事は、ほぼ無いと思います。沢山の出産経験に聞いてみましたが、知ってる人は誰一人居なかったですね。。。
- 多血症…出産後お母さんより低い位置に赤ちゃんを置いておくと、重力で血液が赤ちゃんに多く流れて起こる
- 多血症による黄疸
- 貧血…多血症と逆で、お母さんより高い位置に赤ちゃんが長くとどまってしまうと起こる
高野先生いわく上記の事は、医師が注意深くちゃんと見ていれば、そうなる前に防ぐ事が可能なのだそうです。『そこまで時間が取れない』という人手不足が原因なのでしょうか。
母子同室と添い寝
カンガルーケアや母乳育児が出来なくても、母子同室や添い寝で赤ちゃんとたくさんスキンシップを取る事で、オキシトシンを充分に分泌させる事は可能だそうです。
わたしは母子同室の個室で、ずっと我が子と2人で何とも言えない幸せな気持ちで出産直後から過ごしていましたが、病院の決まりで母子別室の所もあるのだと後々聞いて、めっちゃびっくりしました。『え!そうなの!?一体何のために、誰のために??』
母子別室だった友達に『何で別室だったの?』と聞いたら、お母さんがゆっくり休める為と聞いて『何とありがた迷惑なんだ…きっと病院の都合だなぁ』と残念に思ってしまいました。せめて、”しんどい日は”などお母さん自身で選択出来る様にして欲しいです。
ケイツーシロップ
ほとんどの赤ちゃんが、生まれた当日や翌日から飲まされる添加物いっぱいのケイツーシロップ。決まりとはいえ、絶対に不自然なモノが入ってるに違いないと思い『これ飲ませなきゃダメですか?』と確認しました。
もちろん答えはイエス。そりゃあそうですよね。マニュアルですから。『なぜ飲まないといけないのか』の説明も特に無く、わたしは赤ちゃんに飲ませるのが気持ち悪くて気持ち悪くて。
数日飲ませましたが、あとは自分の判断で捨てました。もちろん先生達に聞かれたら”飲ませてる事にして”です。
ちなみに、なぜケイツーシロップを飲ませるかというと、新生児が脳出血や消化管出血を起こして死亡する事がないようにとの事。統計では1/10000人に起こるそうなんですが、飲まなくてもほとんど出血する事はなく、飲んでいても出血する事はあるそうです。
じゃあ何で飲ませないといけないキマリなの?これも、一体”何のため”の”誰のため”の処置なんでしょう。わたしは疑問しか無いです。
真実は世間一般から見たら非常識
高野先生にも『豊受クリニック』にて色んなお話を聞き本を読んで『普通に生活をして妊娠・出産すると、大切な事は教えてもらえないのかも…』と思いました。普通に生活して、親や経験者の話を聞いていても、誰も信実を知らなかったのです。
そしてその信実は、世間一般から見たら非常識なので『えー、でも普通は〇〇だよ』とか『わたしの時は〇〇だったよ』と返ってきます。そしたら『じゃあやっぱりそうなのかな?』思っちゃいますよね。今まで当たり前とされてきた事がもし信実でないとしても。
なのでわたしたちは『病院や医師を守る、病院にとって効率の良い方法』を選ぶのではなく、自分で情報を仕入れて学び、選択していく必要があると痛感しました。
もちろん、最終的に何に納得して選択するのはわたし自身・あなた自身だと思います。『一般的に言われているから』ではなく、本当にそれが良くて選択する。大切な母子の命です。真実を見極め、しっかり選択していきたいですね。
お母さんは世界一の名医 医者いらずで子どもを病気から守る方法 /東洋経済新報社/西原克成
なな
人気記事子育ては【自分ファースト】でいい!自分をまず大切にしたら周りを愛せる
Cocole おすすめ サンチノ テイクアウト バナナジュース パニーノとサルーミ ヘビロテ ランチ 生ハム 米粉パン 銀座 銀座いしづか 鮨 鮨処まる伊